受診前にメモしておきたい症状の記録
公開日: 最終更新日:2026.08.10
なぜ「症状のメモ」があると診察がスムーズになるのか?
心療内科や精神科を初めて受診する際、「自分のつらさをうまく言葉にできるだろうか」「緊張して伝えたいことを忘れてしまわないか」と不安になる方は少なくありません。
事前に「症状や気になっていること」を簡単にメモしておくと、以下のようなメリットがあります。
- 伝え忘れを防げる: 緊張していても、一番伝えたい症状や困りごとをモレなく主治医に伝えられます。
- 診察時間を有効に使える: 状況が整理されていることで、医師が状態を正確に把握しやすくなり、より適切な治療方針を早く立てることができます。
- 自分の状態を客観的に見つめ直せる: 書き出すこと自体が、自分の心と体の変化を冷静に整理するきっかけになります。
診察前にメモしておきたい「4つのチェックポイント」
文章をうまくきれいにまとめる必要はありません。ノートやスマートフォンのメモ機能に、箇条書きで以下の4項目を簡単に控えてお持ちください。
| メモしておきたい項目 | 具体的な記載の例 |
|---|---|
| ① 主な症状と始まった時期 | 「1ヶ月前から寝付きが悪い」「2週間前から朝起きた時の吐き気と動悸」など |
| ② 症状が出やすいタイミング | 「仕事の前日の夜」「会社に向かう電車の中」「夕方になると強い不安が襲ってくる」など |
| ③ 日常生活・仕事への支障 | 「ケアレスミスが増えた」「好きだった趣味が楽しめない」「休日に外出する気力がない」など |
| ④ 現在の環境や思い当たる原因 | 「残業時間が急増した」「人間関係のトラブル」「家族の介護やライフイベントの変化」など |
その他に準備しておくと良いもの
症状のメモに加えて、以下のものをご持参いただくと診察や治療・手続きがよりスムーズになります。
- お薬手帳: 現在服用中のお薬(他科の処方薬や持病のお薬)がある場合、お薬の飲み合わせや副作用の確認に必要となります。
- ご家族や周囲からの指摘(メモ): ご自身では気づきにくい変化(「口数が減った」「表情が暗い」など)をご家族やパートナーから言われた場合は、それも書いておくと参考になります。
当院での問診・診療アプローチ
当院では、患者様が緊張せずに本音やお悩みをお話しいただける環境づくりを大切にしています。
- 焦らせない・否定しない丁寧な対話: 「うまく話せない」「まとまっていない」からといって責めたり焦らせたりすることは一切ありません。メモを見ながら、患者様のペースでお話しいただけます。
- 事前問診によるスムーズな診察: WEB・LINE予約時の事前WEB問診を活用いただくことで、院内でのやり取りや待ち時間を最小限に抑え、診察室でのお話にじっくり時間を充てられる体制を整えています。
- 心と体の両面からの多角的なサポート: 症状メモや問診のお話だけでなく、必要に応じて心理検査や血液検査を行い、身体疾患や不調の根本原因を総合的に確かめます。
「メモがうまく書けないかも」と気負う必要はありません。白紙のままでもお話をお伺いしますので、心の限界や辛さを感じたら、どうぞ気軽にご相談ください。